教育

タブレット教育は“バランス”が大事!子どもに与える影響とは?

最近では大手通信教育会社でも取り入れている「タブレット教育」。家庭学習に取り入れようと考えているものの、タブレットが与える子どもへの影響が気になる方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、家庭でタブレット教育を取り入れるメリットはもちろん、タブレット教育の注意点とコミュニケーション学習とのバランスについて、お話したいと思います。

 

 

家庭でできるタブレット教育とは?

社会において、タブレットをはじめとするインターネット端末が普及するなか、タブレット学習も気軽に取り入れることができるようになりました。

 

家庭でタブレット学習を取り入れる場合には、大きくわけて次の2つのパターンがあります。

 

家庭にあるタブレットに教育用アプリをダウンロード

最近では、ご家庭のタブレットにダウンロードできる教育用アプリも増えています。各社様々な要素でアプリを開発していますが、いずれも共通するのは、「ゲームをしているうちに知識を得る」ということ。

そのため、学校での学習につながるような総合的な学びを目的とするのではなく、子どもの興味に合わせてアプリをダウンロードするという活用方法が良いのではないでしょうか。

また価格も無料のものから数百円程度というように、とても手頃です。

 

通信教育の学習専用タブレットで学ぶ

従来の通信教育というと、教科書に合わせた紙のドリルやテキストに沿った学習や実験キッドなどが一般的でした。それが近年、これまでそうした通信教育に取り組んでいた会社はもちろん、IT企業が新たに「タブレットで行う通信教育」というスタイルを確立しました。

こちらもダウンロードできるアプリ同様、遊びの要素が含まれていますが、大きな違いもあります。それは、その子の理解度や教科書に合った学びができるということ。例えば、不正解だった問題を再チャレンジすることもできます。

さらには多くの通信教育で、専用端末を使った教育が行われているため、一般的なタブレットとは違って、学習以外のインターネット閲覧が制限できるという点も、保護者にとって安心できるポイントといえるでしょう。

また価格面では、1,000円~4,000円程度の月額費の他に、初期費用として専用タブレット端末を購入する必要があります。しかしタブレット端末は、分割や使用年数に合わせた割引などがあるため、その負担はそう大きいものではないでしょう。

 

このように家庭でタブレット教育を始めるハードルは、意外と高くありません。とはいえ、出費がある以上、教育にどのような影響があるのか、詳しく知りたいところですよね。

 

そこで次は、家庭でタブレット教育をする「メリット」について詳しく確認していきましょう。

 

 

家庭でタブレット教育をする「メリット」を徹底分析

コロナ禍でも話題になりましたが、タブレット教育が注目される最大の魅力は「自宅で過ごす子どもが、自分に合った学習を取り組むことができる」という点ではないでしょうか。

しかし、タブレット教育のメリットはそれだけではありません。

 

実際にタブレットでどのような学習ができるのか、その特徴とメリットを解説します。

 

繰り返し、同じ学習をできる

紙のテキストやドリルの場合、一度勉強をするとそのページの学習はそれで終わりというのが一般的ですよね。この点、アプリにしても通信教育にしてもタブレット学習の場合には、同じ問題を何度でもチャレンジすることができます。

また正解、不正解もその場でわかるので、間違えた問題をそのままにせず、正解するまで繰り返し挑戦できるというのもメリットといえるでしょう。

 

ゲームのような感覚で、楽しみながら導入できる

多くのタブレット学習では、ゲームの要素が組み込まれています。ゲーム風学習アプリはもちろん、通信教育でも子どもが楽しみながら学べる仕組みが導入されているのです。

例)

  • 言葉を埋めて汽車をつなげる問題
  • 落ちてくる数字で足し算を作るという問題
  • しりとり問題 など

その他、問題にかわいいイラストやカラフルな背景を取り入れたり、勉強した量に応じて、ゲームができる仕組みを導入したりと、子どもが楽しめる仕組みが取り入れられています。

こういった仕組みによって、子どもにとって勉強が「面倒なもの」ではなく「楽しいもの」になりそうですね。

 

イメージしづらい物や数字の動きを、タブレットの画面上で実際に確認できる

子どもが勉強をしていると、理解ができなくて立ち止まってしまうこと、ありますよね。例えば、足し算や引き算。物がどのように動くと何個になるのか、その仕組みを画面上で確認できるというのは、子どもの理解をサポートすることでしょう。

さらに時計の動きや、図形の仕組みなども、タブレットだからこそできる動きの確認や分割などをすることで、より理解が深まるとされています。

 

このようにタブレット学習は、子どもが楽しく理解できるというメリットを持っています。知識を詰め込むのではなく、しっかり理解をした上で回答にたどり着くための教育として、タブレットを活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

家庭のタブレット教育で注意したい【4つのポイント】

学習への親しみやすさ、楽しさ、理解のしやすさが魅力なタブレット教育ではありますが、子どもの健康と学力のために、注意すべき点もあります。そこで次に、タブレット教育をする上で注意したい4つのポイントを確認しましょう。

 

【よそ見 防止】インターネット制限で子どもを守る

家庭用のタブレット端末でアプリ学習をする場合、動画やゲームなど、学習以外の活用に夢中になることも考えられます。さらにひらがなができる子どもの場合、インターネット検索で自分の興味のあることを検索したいと考えることもあるでしょう。

ただしインターネット上には、子どもが見るにはふさわしくないコンテンツも多く存在します。

そういったコンテンツによって、子どもに悪い影響が加わるのを避けるためにも、成人動画や検索できる範囲を制限するなど、安全にインターネットを使うための設定を心がけることが必要です。

 

【タブレット依存 防止】タブレット学習の時間をしっかり決める

タブレット学習は苦になるような勉強ではないことから、子どもが夢中になり時間を忘れてしまうこともあります。しかし、長時間タブレットに触れていると、身体的な影響はもちろん、精神的にもタブレットに依存するような感情が芽生えてしまうことも。

だからこそタブレット学習を1日どのくらいするのか、時間を決めることが大切です。また通信教育のタブレット端末では、保護者のスマートフォンから1日の学習時間を設定できるシステムも導入されている場合もあります。こういった仕組みを活用して、メリハリのあるタブレット学習を徹底しましょう。

 

【視力低下 防止】ブルーライト対策を徹底

タブレットやスマートフォン、テレビなどの液晶端末は、「ブルーライト」という光を発しています。これを長時間見続けると、視力の低下や睡眠に影響を及ぼすとされているのです。

タブレット学習をする際には、次のような対策でブルーライトの影響を防止してはいかがでしょうか。

  • 長時間の利用を避ける
  • ディスプレイの明るさを下げる
  • ブルーライトをカットするフィルターを貼る
  • ブルーライトメガネをつける など

せっかく学習をしても、心身に悪い影響がでてしまってはもったいないですよね。だからこそ、ご家庭で子どもをブルーライトから守る取り組みを実践してみてください。

 

【鉛筆離れ 防止】紙と鉛筆も適度に使う

正解がすぐにわかること、間違っても正解になるまで問題を解けることは、タブレット学習のメリットではありますが、「何度もやっているうちになんとなく解けちゃった」というケースが増えることを心配する声もあります。実際にタブレット学習の場合、書き取りよりも選択制の問題が多いことも、その心配をあおる要因となっていることでしょう。

また鉛筆とタブレットペンの筆圧にも、当然違いはあります。タブレットペンで上手にかけても、鉛筆だと薄くなってしまう……、なんてことも。こういった理由からタブレット学習に慣れ過ぎてしまうこともやや心配です。

そのため、鉛筆での書き取りにも対応できるよう、紙の学習も並行して取り入れていきましょう。

 

 

タブレット教育は、バランスよく取り入れよう

最新のテクノロジーを活用して効率的に学習ができるタブレット学習は、子どもの理解力とわかりやすさをサポートする教育方法です。しかしそればかりに頼っていては、健康への影響や現実での適応力の面で気になるところ。

だからこそ実際の物体を活用したコミュニケーションとバランスをとって活用することが、より効果的で安全な学習へとつながるのではないでしょうか。

 

 

参考元

株式会社 日経BP|日経DUAL「タブレット学習、実際に1年間続けてどうなった?」

https://dual.nikkei.com/article/025/34/

 

株式会社 アップ|家庭教師のアップ「注目の集まるタブレット学習 メリットは? デメリットは?」

https://www.upgakuseikai.com/oyakudachi/03.html

 

小学館|Hagkum「幼児のタブレット学習のメリットや身体への影響は?注意点、おすすめ端末・アプリ・通信教育を厳選」

https://hugkum.sho.jp/58413

 

早稲田大学 教育・総合科学学術院|川原健太郎「タブレット端末の教育利用の現状と課題に関する一研究」

https://core.ac.uk/download/pdf/144441149.pdf

 

朝日新聞社|朝日新聞DIGITAL「ブルーライトは目に悪い? 夜のスマホの影響は…」

https://www.asahi.com/articles/ASLBQ45WQLBQUBQU00K.html

 

  • この記事を書いた人
Hiroe Omura

Hiroe Omura

株式会社granDeclic代表取締役。子育てに挫折した経験から、子どもの心理・発達・知能発達・行動科学・コーチングなどを学び「世界の中で輝ける人を育てる」をミッションに会社設立。 VIVID kids 幼児教室・子ども指導専門家育成・子育て支援講座・女性起業支援などを行う。子どもは6歳男子。

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